交通事故と裁判の関係を分かりやすく解説

交通事故、賠償が発生したら?

交通事故が発生した場合には、損害が発生している時に限り保険などで賠償していくのが基本になります。自動車対自動車の場合であってもその原則通りになりますが、自動車と人間の場合などにおいては、どのような状況であれ自動車が100パーセント悪いことになりますので、問題が生じたときには賠償する責任を負います。

そのため、自動車を運転している側は、常に保険に加入しておくことが重要です。保険に加入するといっても、自賠責保険だけでは足りず、任意保険に加入する必要があるでしょう。特に対人賠償の場合は、1億円近く支払わなければならないことになり、自己破産もすることができませんので、被害者の人生もそうですが加害者の人生も変わってしまう可能性が高いです。慰謝料請求をする場面では、裁判になることも少なくありません。

ただ、必ずしも裁判をすればよいわけではなく、多くの場合は和解で終わらせている現実を考えると、裁判にすることが妥当でない場合も少なからずあります。なぜなら、訴訟が長引くことで、その分余分にお金がかかってしまうからです。例えばお互い弁護士を一人ずつ付けるにしても、弁護士費用だけで数百万円になることも少なくありません。絶対に判決を出したいといった希望がなければ和解をすることでお互い納得した結果にすることもできるでしょう。和解をする場合には、訴訟をする前に行うこともできますが、仮に訴訟が始まってしまった場合でも和解をすることが可能になります

和解に向けて

和解をする場合には、慰謝料請求をする側は5割から4割程度のお金しか支払ってもらえない可能性があります。和解とは、なんらかの理由により双方が妥協することを意味していますので、和解によって全額慰謝料の請求をすることは都合がよすぎることがわかるはずです。もし、9割ないしは全額の慰謝料請求を求めたければ、裁判を続けてみてもよいかもしれません。ただし、万が一裁判に負けてしまった場合は慰謝料請求をすることができない可能性もあります。

この場合には、高い弁護士費用を支払った上にお金を取ることができないためかなりの損失になると考えた方がよいです。そのことを考えると、和解をする重要性が理解できるはずです。訴訟にする場合には、まず弁護士を選んで実際に訴訟にふさわしい事故かどうかを判断してもらう必要があります。もし、和解をしないのであればそのまま訴訟を起こしても問題ありませんが、勝てる可能性が低いと判断された場合は弁護士のほうで訴訟を勧めてきません。この場合には、ほかの弁護士に変更してもよいですが、、その分お金がかかってしまいますので弁護士の言うとおりにするのも一つの方法です、

裁判の際は

裁判をする場合には、相手方に訴状を送ります。この場合いきなり刑事で争うことはできず、まずは民事の方から行っていくのが普通になります。刑事の場合には国が出てきますので個人で勝手に訴訟を刑事訴訟を行うことは不可能なわけです。民事だと、相手方からすればお金が欲しいのだけではないかと判断されることもありますが、実はそれ以上に重要な目的があります。それは、事実関係を整理することです。

訴訟を行うことで、さまざまな調べ物をして事実関係がはっきりしてくる可能性があります。もし可能であればそこから刑事事件にすることもできますので、まずは民事事件を最初に起こしましょう。多くの場合は弁護士を利用していますが、実は弁護士を利用する必要は必ずしもなく、法律の知識があれば自分が主体となって訴えることもできます。ですが、セミプロほどの知識がなければなかなか難しいため、多くの場合は代理人として弁護士にお願いすることになります。